よもぎた村のわんこの日記

柴犬のコウちゃんです。飼い主はミニトマト農家になったんだよ。

土壌診断の講習

こうちゃんの主です。

 

今日の午後は、研修先で土壌診断の講習会があったので参加させてもらいました。

ハウス内のトマトなどはおおむね片付けてしまったのですが、講習会用に一部だけ残していたようです。その畝を1mほど掘って、根の張り方や土の状態などを確認し、栽培に関するアドバイスを受けました。また、機器を土に差し込んで土壌の内部を計測する方法も見させてもらいました。

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今日の畝では、上から約20cmほどのところまで根が張っていて、その下20cmぐらいが硬い盤になっていて根が張れない状態になり、さらにその下20cmぐらいになるとそこにはまた根が伸びている、という状況。根が張れる土は、親指で押せるぐらいの堅さで、そうした土の層をより厚く作っていくというのがいいのでは、と。一方、参加した方からは、自分の畑の作土は20cmぐらいで、その下は石が多く作土を厚くすることはできず、根を強くしていくほうが重要、などの話がありました。

 

畑の土の状況というのは、村内はおろか、研修先の8棟のハウスもそれぞれ土の状態は違うそうです。また、この周辺の土壌では、過剰リン酸などが指摘されるそうですが、「過剰」であっても必ずしも植物がそれを取り込めているわけではないとのこと。他の微量元素を含め土壌内のバランスを整えることが必要のようです。

 

土作りの難しさ、奥深さを垣間見ることができた、貴重な時間となりました。