久しぶりのトマトとの再会。
こんにちは。
この日の研修では、種まきから育苗までに行う作業の一部を体験させてもらいました。数ヶ月ぶりのトマトの青臭さが新鮮でした。
種まきの準備です。プラグトレー(黒のトレー)に培土(数種類の土・肥料・堆肥をまぜたもの)を詰めます。それぞれの穴に均一に培土を入れるのは、見た目より大変でした。このトレーの場合は、培土を入れた1枚が1550gです。今後の生育管理では、トレーの重さの増減を量って与える水の量などを調整するそうです。
こちらはトマトの接ぎ木苗を作るところ。
病気などへの抵抗性を強めるための「接ぎ木苗」。写真は、土台となる苗の双葉の下を30°にカットしたもの(台木)で、これに、同じく30°にカットした実を生長させるほうの苗(穂木)を接ぎ、両方をチューブで固定しました。
こちらは穂木になるほうの苗。一般的な大玉トマトの「桃太郎」です。ただし、この苗は培土の混合具合を確認するために試験的に育てたもので、生育管理がされておらず、苗としてはイマイチとのこと。たしかに全体的にひょろーんとしています。
ほかに、プラグトレーからビニールポットへ、苗の鉢上げなども行いました。
ピーマン。
こちらはナス。
農家にとっては、苗の出来の良し悪しがその株の良し悪しを決めると言っていいほど、大事な存在。小さな苗に癒されつつも、責任の重さを感じる1日でした。