よもぎた村のわんこの日記

柴犬のコウちゃんです。飼い主はミニトマト農家になったんだよ。

今年、飼って良かったもの

お題その2「今年、買ってよかった物」

 

 今年の夏、農家になることを目指して青森に移住した私たち夫婦。私たちが田舎暮らしをする上で楽しみにしていたのが、「犬を飼う」ということでした。軽トラックの荷台に乗せて一緒に畑に行けるような日本犬。とはいえ、実際に飼うのは新しい土地での生活基盤が整ってから、と思っていました。

 青森に引っ越してきて数日後、日用品を買うために立ち寄ったホームセンター内にペットショップが入っていたので何気なくのぞいてみると、2匹の柴犬が展示されていました。どちらも女の子で、1匹は生後2か月になったばかり。もこもこしていて、無邪気に遊ぶ様子がとっても愛くるしい。もう1匹は、生後4か月近くたっていて、柴犬というよりキツネみたいな顔。私たちが展示ケースを覗いても、「どうせ冷やかしでしょ」と言わんばかりに無関心な様子で、正直、可愛げがない。ただその子の誕生日は、私たち夫婦の結婚記念日。「この子とのはご縁があるのかも・・」と思う一方、買うなら生後2か月の子のほうがいいなあ、と思いながらその日は帰りました。

 それからしばらくホームセンターに行くたびにその子達の様子を見ていましたが、いっこうに売れる気配がありません。一方、私たち夫婦も新しい生活に徐々に慣れてきたものの、畑でも家でも四六時中夫婦2人で過ごす日々に会話も行き詰まり気味。「わんこを飼ったほうがいいかも」と思うようになりました。そんな中、そのペットショップから「年長さんセール」開催のお知らせが。もともと安値だったキツネ顔の子は生後5か月となり、さらに2万円引きになりました。私は、キツネ顔のわんこの、まるで自分の人生を諦めたような冷めた様子がずっと気になっていました。それがいよいよセール価格となると、「私があの子を買わないと、あの子は誰にも買ってもらえないかも」と心配になり、ついに購入したのです。

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 鼻先が長くて耳が大きいキツネ顔は、クールビューティな美人顔。そこで「柴咲コウに似てる」との勝手な思い込みで、「コウちゃん」と命名しました。斜に構えたおとなしいわんこかと思いきや、抱っこが大好きなお転婆ちゃん。わが家に来てから2か月、気が強くてやんちゃ盛りのコウちゃんが憎たらしくなるときもあるけれど、コウちゃんのおかげで毎日の生活が楽しくなりました。「コウちゃん」は漢字で書くと「幸ちゃん」。私たち夫婦と幸せに暮らす、かけがえのない家族です。

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