トマトの育苗(勉強中)。
年度末が押し迫ってきました。
私たちの冬期研修も24日(金)に終了しました。もちろん、これから本格的な農家研修が始まるのですが、とりあえず一息ついた感じです。
冬期研修は本当に勉強になりました。トマトの播種や育苗などは、加温設備(真冬の青森でも気温25度を維持できるような)がなければ出来ないので、実際に農家になった時には自分たちではやらないと思いますが、温度、土、水、光が発芽や生長にどう影響するのかなど、「植物の生理」を学ぶことができました。
研修最終日は、ピーマンのポット上げを実習。ポット上げの時の、苗の扱い方、植え方、水やりの注意点などを確認しました。
というわけで、うちに来たトマト苗のうち、まだポット上げしていなかった分を、25日(日)にポット上げしました。
72鉢。どうすんだ、これ・・・。
それでもまだ苗が残っているので、思い切ってプランターにも。
風除室に置いてあるとはいえ、まだ早い。早すぎる。でも頑張れ・・・。
一方、前回(3/19)ポット上げした苗はそれなりに元気で。
とはいえ、日照が限られる室内でもあり、最近は曇り空が続いたこともあり、日照不足と思われ、徒長気味。
この苗が置いてある2階は、この10日ぐらい、室温15~18度でキープされるようにストーブはつけっぱなし(サーモスタットあり)、苗の下には電気毛布。100株少々の苗で、既に手一杯です(農家になったら1000株単位で苗が必要)。
こんな「温室育ち」のトマト苗なのに、やはり置き場がないので一部を外に定植。
ですが、突貫工事でやったので、畝の地温が低すぎ、かつ「温室」から「外」に適応させる時間を確保しないまま植えたので、すでに「虫の息」です。。。ごめんよ。
春分を過ぎて、かなり春らしくなってきましたが、まだまだ最低気温は氷点下だったり、最高気温も10度未満。これもまた勉強です。。。
トマトの苗をポット上げ。
金曜にわが家にやってきたトマト苗。小さなプラグトレーに植えられている状態から、そろそろ黒ポットに植え替える(「ポット上げ」といいます)頃合いです。
というわけで、この3連休にポット上げをやってみたのですが。。。
研修先でもポット上げは2月に1度やっただけで、その記憶が曖昧。研修時のノートや本を読んで試してみたものの、温度管理や水のやり方など、分からないことばかりでした・・・。
で、3日間の試行錯誤の結果、こんな状態に。
部屋の中に、育苗用のトンネルを設置しました。簡易なものですけど。とはいえ、この状態にするのでさえ、すんなりとはいかなくて。本には「地温18~20度をキープ」とあるんだけど、15度ぐらいに下がってしまったり。トマトにはかなりしんどかったにちがいない。。。ごめんよー、トマト。
ポット上げしたのは約40株で、もらってきた苗の3分の1ぐらいです。残りは、作業の仕方があまりにも不安なので、研修先でもう一度手順を確認してからにします。ただ、「ちゃんと育てたい」と思う一方、ちゃんと育つとさらに広いスペースが必要になるし、仮に120株全部育ったらどこに植えるのかとか、なかなか悩ましいです。
ちなみに、このトマトたちはあくまで研修の一環として、たまたまもらったものなので、これを植えて営農を開始するわけではありません。今年は、ひたすら研修。このトマトたちはあくまでも自主学習用の教材です。あしからず。
トマト苗がわが家にやってきた。
3月も後半ですね。
私たちの、農業研修施設での冬期研修も来週いっぱいで終わりです。トマトをはじめ、野菜や花卉の播種や、初期段階の育苗管理を経験させてもらい、少しずつ作業にも慣れてきたところで終わるのはちょっと残念です。
と、思っていたら・・・
これが現在のわが家の2階の状況。100本超のトマト苗があります!
昨日、研修で接ぎ木作業の練習に使った苗を、教材として持ち帰ることを許可してもらいました(さすがに素人同然の研修生の作った接ぎ木苗は出荷できないので、いずれは破棄される運命の子たちです)。
とはいえ、この時期はまだ、加温施設を持った大規模農家でもない限り、トマト農家でさえ育苗はしていないのに。。。
ちゃんと育ててあげたいと思うけど、研修施設ではハウス内の気温は20度前後にキープされていましたが、わが家でそれを再現するとなると、ストーブを焚きっぱなしにするしかないし・・・。
とりあえず昨晩は発泡スチロールの箱に入れて、上にビニールを掛けておいたのですが、今朝の最低気温は7度。本には「夜でも最低気温13度以上を保つこと」とあり、育苗管理としてはまったくダメ。このトマト苗たちには初めて経験する寒さだったに違いない・・・。
さらにこの苗たち、今は15センチ四方ぐらいのところに16株が植えられていますが、そろそろ1株ずつ黒ポットに植え直すタイミング。土を用意して、ポットに土を詰めて、植え直して、水やって、保温して・・・という作業をしなければならないのですが、生育環境も資材・道具が整っていて、職員さんに言われたとおりに作業をすれば良かった研修とはまったく状況が違う!
今日は、近くのホームセンターで必要な資材などを買ってきて、土詰めした黒ポットを50個並べてみました。この続きはまた後日。
おまけ
研修先で栽培管理していたプリムラ。卒業式向けの出荷が終わったので、余った鉢の中から2鉢を超格安で購入してきました。プリムラって、もっと単調な花というイメージでしたが、今はいろんな品種がありますね。かわいい♪
十和田へ。
昨日は十和田市の、主(♀)の実家にドライブしてきました。
車の中ではキャリーに閉じ込められるから、つまんない。時々「トイレ!(・・・かも)」と騒いで外に出してもらったけどね。
十和田には、「マロン」という名前の7才のマルチーズがいます。コウちゃんから見ればかなり「オッサン」なんだけど、仲良くできるかなー???
コウちゃんより小っちゃくて、遊ぼうと思っても逃げられた。ずーっとワンワン吠えられたし。だからお皿に残ってたゴハンと隠してあったガム食べてやった(笑。
マロンとは遊べないけど、主(♀)の母から、普段食べさせてもらえないようなおやつもらったよ♪
行き4時間(買い物や休憩含めて)、帰りノンストップで2時間のドライブ。あんまりお昼寝も出来なかったし、けっこう疲れたなー。
というわけで、爆睡。
おまけ。
あんまり日中に遊んでもらえなかった時に、コウちゃんがハマっている夜遊び。
主たちのスリッパを一通りかじって寝ると、よく寝れるんだよねー。
研修半年。
卒業シーズン真っ最中ですが、青森では冬が続いています。
卒業式用に、青森市内の小・中学校などに出荷されるプリムラやパンジー。ハウスの外は吹雪いているんだけど、もうすぐ春なのねー。
私たちも、9月に研修をスタートさせてから半年になりました。最近は、トマトの種まきや育苗などのほか、鉢花の手入れや葉物野菜の水耕栽培なども実習しています。
トマトの接ぎ木苗の実習。いくつか欠けている所もありますが、一応、及第点をもらいました。(とはいえ、実際に就農したら自分で接ぎ木することはないかも・・・)
こちらは水耕栽培の苗(たぶん、ほうれん草)の定植。
この日は他にリーフレタス・水菜・小松菜・青梗菜などを定植しました。
この施設での研修は、トマトの育苗や生育について学べることに加えて、他の野菜や花卉の栽培についても、さまざま体験・実習があって勉強になります。
4月からはまた農家さんの元での実地研修になりますが、去年は、ただ言われたとおりに作業をこなしただけでしたが、この冬の研修のおかげで、少し栽培の理屈や作業の意味を考えられるようになったんじゃないかと思います。